子供が引きこもる原因は育て方、家庭環境による影響が大きい?
子育てを経験した親御さんは、誰もが一度「自分の育て方は正しいのか?」と悩まれたことがあるのではないでしょうか。
自分の子育てが間違っていたせいで、子供が引きこもりになってしまった、と自らを責める前に、子供に対しての接し方を今一度見直すことが必要です。
子供の今ある姿を見ていない親
引きこもりになる理由の一つとして、過保護や過干渉があげられます。
自分の子供を心配しない親はいませんが、家庭で甘やかされてきた分、外部からの刺激に過剰に反応してしまい、ストレスや恐怖、不安に繋がり外に出ることが嫌になってしまうことがあります。
現在、日本国内には引きこもりが70万人ほどいるといわれています。
引きこもりを病気と決めつけるのではなく、今からでも子育てを見直す必要があるかもしれません。
やればできる固定概念と不安
人間同士なので、親子の間でも意見が対立してしまうことはよくあることです。
また、子供を過剰評価するのも育て方として良くない例の一つです。
特に、現代は幼稚園、小学校に入るのも受験が必要な学校も存在しています。
何でも努力すれば成し遂げられるという考え方を押し付けること、昔と違い努力しても目標がクリアできなかったとき、「何で努力しないの?」「何でできないの?」と責められことで自信を失い、そのことが原因で引きこもりになる人もいます。
何の気なしに言ってしまった言葉、失敗してこの先どうなるのか分からないことに対する不安が心の病気となってしまうのです。
子供を引きこもりにしてしまうNG例
引きこもりの原因は子供にあると決めつけがちですが、育て方から見直してみてください。
無意識に子供にやってしまっていることが、子供の引きこもりの原因になっているかもしれません。
子供の返答を待たずに、親が先に返事や回答をしたり、子供の話を聞かなかったりしていませんか?
また、家庭での会話が少なく、一方的な意見だけを述べてはいませんか?
条件を付け、親を喜ばせることを前提にしていたり、知力だけを優先し子供の感情を見て見ぬふりをしていませんか?
親の思い通りに育てよう、挑戦をさせない、そして、更に上を目指すように強要する行為・行動は子供を引きこもりにしてしまうことがあります。