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30代・40代から10代までそれぞれの年代の引きこもりの原因は?

引きこもりの原因は、年齢や社会的立場によって大きく変わってきます。
引きこもりから脱出させるためには、まず本人が抱える悩みのバックグラウンドを知ることが大切です。
彼らはどんな環境で何が引き金になって引きこもりになったのか、年代別にみていきましょう。

10代・20代の引きこもりの原因

10代の子どもが引きこもりになってしまう一番の原因は、学校生活にあることがほとんどです。クラスの中で仲間外れにされたり、暴力を受けたり、登校するたびにいじめられるために欠席が多くなるのは仕方のないことかもしれません。
20代では、学生から社会人へとこれまでの学生生活から大きく環境が変わります。
そのため、上司や同僚との人間関係上手く築けなかったり、就職をしてから家族からの期待が反対に大きなプレッシャーとなったりすることがあります。
取り巻く環境の大きな変化は、引きこもりの原因となるケースが多いのです。

30代・40代の引きこもりの原因

30代から引きこもりになる人には、職場でも責任ある仕事を任されるようになり、ストレスを過剰に感じて引きこもるケースが多く見られます。
中間管理職などの責任のある立場で仕事に失敗してしまい、自信をなくす人も少なくありません。
40代になると、仕事が原因になるのではなく、10代20代の頃からの延長で引きこもっている人が多くなります。
引きこもり期間が長くなってくると、その環境から脱出したいという気持ちが薄くなり、変化のない生活でも、多大なストレスを感じるよりは現状を維持したいと考える人もいるのです。

大人の引きこもりから脱出するには?

10代の引きこもりの場合、義務教育があるためフリースクールなどに通いながら社会生活の復帰を目指すことになりますが、大人の場合は少し違ってきます。
大人になると仕事をしたり趣味に力を入れてみたりと、これからの生き方を自分で自由に選べます。
しかし、引きこもりから脱出する機会が増える反面、何をして良いのかが分からず、現状に甘んじてしまうという例も多く見られます。
そのため、大人が引きこもりから社会復帰をするには、意志の強さがとても重要になります。
大人の引きこもりを支援する団体やカウンセリングなどを活用して、社会復帰の準備を少しずつ進めていくようにしましょう。

引きこもりからの社会復帰には、引きこもりになった時と同じく、大きな環境の変化が伴います。本人が意志を強く持つことが非常に大切です。
決して無理をさせず、周囲の方が本人のペースに合わせて支援してあげることが、大きな力になり、社会復帰への近道にもつながるのです。