規則正しい生活が社会復帰への近道!引きこもりからの脱出には生活リズムを整えることが必須
引きこもりになっている方は、多くの場合生活リズムが乱れています。
生活リズムが乱れていると、身体的にも精神的にも不健康になってしまうので、更に社会復帰が難しくなってしまいます。
今回は、そんな引きこもりと生活リズムについて、その重要性や改善方法をご紹介します。
引きこもりの生活リズムはどうなっている?
引きこもりの生活リズムは、多くの場合夜型になっています。
つまり、太陽の出ている日中は寝て過ごし、夜になってから行動します。
夜型の生活リズムになってしまうのは、引きこもりの心理が影響しており、とにかく親を含めた他人と関わりたくないという気持ちが働いています。
夜であれば周囲の人は睡眠中なので、誰にも邪魔されることなく思い通りの行動ができます。
日中は、親から社会復帰するように説得されたり、来訪者があったりして自分の時間を確保できないのです。
なので居心地が悪いので、寝ることによってやり過ごすのです。
そのため、周りの家族は人と関わりたくないという心理を理解して、配慮しなければいけません。
正しい生活リズムへの戻し方
正しい生活リズムへの戻し方は様々な方法がありますが、運動をすることは非常に有効です。
引きこもり生活では、ほとんど外に出ないので運動不足になっています。
日中に運動をすることで、夜に適度な疲労感を感じ、スムーズに入眠できるようになります。
つまり、夜に寝て朝起きるという生活が可能になるのです。
また、夜更かししないように、パソコンの使用を制限するのは有効です。
インターネットをダラダラと閲覧していると、時間があっと言う間に過ぎてしまいます。
しかも、同じように引きこもっている方と、文字でコミュニケーションすることでより居心地が良くなってしまいます。
しかし、パソコンを取り上げるなどの過激な行動は、激高する可能性があるので避けましょう。
生活リズムを戻してからの注意点
何とか夜寝て朝起きるという生活に戻せたのなら、再び夜型の生活にならないように注意しなければいけません。
生活リズムが戻ったからと言って、いきなり社会復帰に関する話題で問い詰めたり、見放すような言動をしたりすると、再び殻に閉じこもってしまう可能性が高くなるので避けましょう。
再び昼夜逆転の引きこもり生活にならないようにする為には、社会復帰するまでパソコンの使用制限を止めないことです。
夜寝て朝起きるという生活になったからと言って、パソコンの使用制限を解除してしまうと再び生活が乱れる可能性があります。
引きこもりは、実際直面すると何をどうしたら良いのか分からず、パニックになってしまいます。しかし、親の焦った態度が更に引きこもりを悪化させる可能性があります。
不安な気持ちを心の奥にしまい、まずは生活リズムを戻すことからスタートしましょう。
生活リズムを戻すという第一歩は、引きこもり改善に非常に有効なのです。