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ネット依存症の原因と対策、克服法は?

インターネットが普及している現代において、ネット依存症が年々増加傾向にあります。
依存してしまうことにより、家に引きこもりがちになってしまうと、本人はそこからどう抜け出せば良いのでしょうか。
また、身近にいる家族はどのようにサポートしていけばよいのでしょうか。

ネット依存症の原因

いじめられたトラウマや、仕事漬けの毎日から現実逃避したいなど、ネット依存症の原因は様々です。
その中でも特に大きな原因は、オンラインゲームやSNSなどネット上で人と交流することに熱中してしまうというものです。
ネット上というのは相手の顔が見えないため、文字だけのコミュニケーションになります。
自分の外見や、容姿で相手に態度を変えられるわけでもないですし、会話の間を気にする必要もありません。
そのため、実際に顔を合わせて交流するよりも気が楽なのです。
こうした心地良さからネット上での人間関係を大切にするようになり、結果的にネット依存症に発展してしまうのです。

ネット依存症になりやすい人

ネットの世界では現実とは違う、もう1人の自分を作り上げることができます。
例えばオンラインゲーム上で、様々なプレイヤーの中で英雄的存在になることも可能ですし、ネットアイドルのようにネット上で多くのファンを持つなど、一目を置かれる存在になることが容易に可能です。
そういった快感から、人から注目を浴びたいという人はネット依存症になりやすくなります。
また人付き合いが苦手であるという人は、現実世界において人と関わりたくないと思うようになり、引きこもってネットの世界に入り浸ってしまうようになります。
つまり、ネット依存症になりやすい人の多くが、ネットの世界を自分の居場所として確立し、精神的な居場所をそこに求めてしまっているのです。

ネット依存症の克服と対策方法

まずネット依存症にならないためには、インターネット以外の趣味を持つことが大切です。
ネットやゲームも楽しいですが、スポーツや友達とカラオケに行くなどの別の趣味を持つことにより、ネットへの依存対策となります。
すでに依存症になってしまっている場合は、周囲が手を差し伸べることが大切です。
ネットの世界に自分の居場所を確立してしまっている場合、家族や身近にいる友人がネット以外に居場所を作ったり、積極的に交流をはかったりすることが必要になります。
ネット依存症を克服するためには、本人の意思ももちろん大切ですが、周りの協力も必要不可欠なのです。

ネット依存症によって不眠症になり、仕事に身が入らなくなってしまう人や、人との関係を断って引きこもりになってしまうという人がたくさんいます。
そういったことにならないよう、まずはネット依存症という現代病について知ること、上手なネットとの付き合い方を考えることが大切です。