ゲームやネット依存だけじゃない?不登校になる子供の原因とは?
不登校の子供はよくゲームやネットに依存しているというイメージがありますが、必ずしもそれだけが不登校の原因ではありません。
では不登校になる本当の原因はいったい何でしょうか?
ゲームやネット依存がきっかけで不登校になる子供の割合
不登校になる子供はゲームやネットに依存している割合が高いといわれています。
子供が学校に行かないだけでも不安なのに、家にいてもゲームやネットしかしていないとなると、親としてはどうしたらよいかわからなくなると思います。
またゲームやネット依存は昼夜逆転の原因ともなり、学校に行くことがますます困難になるため、ゲームやネット環境が子供の不登校の原因のようにも思えてきます。
このような場合に、親が子供からゲームやネット環境を取り上げることが、不登校の根本的な解決になるのでしょうか?
ゲームやネット環境を取り上げても不登校は改善されない?
実は、子供はゲームやネットに夢中になったから不登校になるのではなく、逆に不登校になったことでゲームやネットに依存する場合が多いのです。
学校のいやな出来事をきっかけに不登校になった、そんな自分が情けないという罪悪感から逃げ出すために、子供はゲームやネットの世界へのめりこんでいくのです。
このような場合、子供にとってゲームやネットは日常生活で発生するストレスのはけ口となっているため、子供からゲームやネット環境を取り上げることは不登校解決にはむしろ逆効果です。
本人にとって心の支えとなっているゲームやネット環境を取り上げてしまうと、子供は新たなストレスのはけ口として暴力をふるう可能性もあります。
親が子供の教育に興味を持つことが大切
不登校を解決するためには、子供の状況に目を向けることが大切です。
子供のゲームやネット依存にばかり目を向けるのではなく、ゲームやネットに依存するきっかけとなった出来事に目を向けるようにしましょう。
学校でいやなことがあったのか、これまでの家庭でのコミュニケーションに問題があったのか、きちんと子供から話を聞いて一緒に考えていく姿勢が重要なのです。
子供の心理からすると、いったん不登校になってから再び学校に行くのはかなりハードルの高いことなので、解決には時間がかかるかもしれません。
子供が再び学校に通うことができるように親が真摯に向き合い、不安を解消してあげましょう。
子供のゲームやネット依存は不登校の2次的症状といってよいでしょう。
根本的な解決を図るためには、ゲームやネット環境を取り上げる以外の方法を考えてみると、不登校という現状を打開できるかもしれません。