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要注意!社会人や主婦の「潜在的引きこもり」が社会問題に

引きこもりの種類の一つに、「潜在的引きこもり」と呼ばれるものがあります。
これは通常の引きこもりとは違い、働く社会人だけでなく、実は主婦の人でも、なってしまう可能性があるのです。

また、この潜在的引きこもりは一般的な引きこもりにはない多くの特徴があります。
今回は「潜在的引きこもり」とは、どのような特徴かご紹介します。

引きこもりといっても大きな違いがある?

社会問題になりつつある潜在的引きこもりというのは、一般的な引きこもりと違い、1日中家に引きこもる、というわけではありません。
特徴は日常生活では働いたり、外出しながらも、引きこもっている状態です。

他人から見れば普通に社会生活を送っており、何の問題もなさそうに見えますが、本人は人間不振と対人恐怖を隠しつつ、嫌われないように笑顔で生活しています。
自分の感情をあまり出さず、無理に相手に合わせる苦しさや孤独感があるのが共通した感情です。

そのような感情を出さない人を、「仮面引きこもり」と呼ばれることもあります。

主婦でもあり得る?社会的引きこもりとは違う特徴

家から外に出られない、社会復帰するのが難しい、といった社会的引きこもりとは違い、問題なく社会生活を送っている社会人でも、潜在的引きこもりになっている可能性は十分にあります。
社会人だけでなく、主婦が潜在的に引きこもってしまうケースも少なくありません。

これは結婚観の違いや、世間体を気にすることなどで起こり得るものだといわれています。
自分でも気づかないうちに相手の意見に合わせたり、思ったことがいえなくなってしまうのです。

潜在的引きこもりはどのように治療する?

「本当の自分を隠してしまう」潜在的引きこもりを改善する方法の一つに、沈黙セラピーというカウンセリングがあります。
一般的にカウンセリングは患者との対話をすることで治療するものです。

しかし、潜在的引きこもりの患者は自分の感情を抑えて話しているので、話すことを促すとさらに感情を抑えつけようとします。
そのため、あえて対話をせずに患者本人に一方的に話をさせることで、自分の感情を引き出させるのです。

潜在的引きこもりは人間不信や対人恐怖、感情麻痺など様々な特徴がありますが、自分の感情を爆発させることで感情麻痺を治療することができるといわれています。

一見して何の不自由もしておらず、快適な社会生活を送っている人でも、実は潜在的な引きこもりになっている可能性があります。
潜在的引きこもりにならないためにも、まずは自分と向き合うことが重要です。

自分の内面と向き合い、その自分を認め、どのように表現するか?を、一度見つめ直してみてはいかがでしょうか。